“紀伊守之助”の読み方と例文
読み方割合
きいのかみゆきすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本丸の居室に、あぐらを組むとすぐ、かれは、息子の紀伊守之助きいのかみゆきすけ(二十六歳)や、三左衛門輝政さんざえもんてるまさ(二十一歳)や、また重臣たちをよびあつめて
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれは、子息の紀伊守之助きいのかみゆきすけや、その下の三左衛門輝政などの年若い者までつれて来ていた。すぐ、旗本の梶浦兵七郎かじうらへいしちろうに、その子らの組へ、何事かを、伝えさせた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこは、勝入の子の紀伊守之助きいのかみゆきすけと、三左衛門輝政の兄弟が、指揮していた一線だったが、側面の味方の総くずれと、前面からの敵の突撃に、一たまりもなくみつぶされて
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)