“芳紀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とし54.5%
ほうき27.3%
としごろ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芳紀としの数とややひとしい、二十五番の上客である。しがみ着いてりかかった、机の下で、前褄を合せながら、膝を浮して此方こなたを見向き
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
嫁君は、芳紀ほうき十四、国色無双な佳人とは聞えているが、ほんとは信長の生みの子ではなく、家臣遠山内匠たくみの室から養女としたものだった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尤も年々逆さまに年を取って、美代子さんが芳紀としごろになるにつれ、一緒に歩いて愛人と思われては困ると言うくらいの若がり方だ。
心のアンテナ (新字新仮名) / 佐々木邦(著)