“紀州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きしゅう52.4%
きしう38.1%
きしゆう9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生国を紀州きしゅうなりと童のいうがままに「紀州」と呼びなされて、はては佐伯町附属の品物のように取扱われつ、まちに遊ぶ子はこの童とともに育ちぬ。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
失なひ斯迄かくまで千辛萬苦して調しらぶるも手懸りを得ず此上は是非に及ばじこの旨江戸へ申おくり我等は紀州きしうにて自殺致じさついたすより外なしと覺悟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
眞淵まぶち弟子でし本居宣長もとをりのりなが、その弟子でし夏目甕麿なつめかめまろ、このひとで、紀州きしゆう醫者いしやいへ養子ようしとなつた加納諸平かのうもろひらといふひとがあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)