“小金井”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こがねい80.0%
こがねゐ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃小金井こがねい東片町ひがしかたまちに住んでいました。始めは弓町ゆみちょうでしたが、家主が、「明地あきちがあるから」といって建ててくれたのです。弓町では二棟借りていました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
「さあ! 樋口一葉ひぐちいちようという人が、勉強しているというが——三宅みやけ龍子、小金井こがねい喜美子、若松賤子しずこ——その人たちかな。あなたのように、書こうとしているひとはあるでしょうよ。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「これは小金井こがねゐきみ子女史の訳かも知れない。何時いつ古今奇観ここんきくわんを読んでゐたら、村田春海むらたはるみ竺志船物語つくしぶねのものがたりと、ちつとも違はない話が出て来た。この訳の原文は何かしら。」
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)