小金井こがねい)” の例文
その頃小金井こがねい東片町ひがしかたまちに住んでいました。始めは弓町ゆみちょうでしたが、家主が、「明地あきちがあるから」といって建ててくれたのです。弓町では二棟借りていました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
「さあ! 樋口一葉ひぐちいちようという人が、勉強しているというが——三宅みやけ龍子、小金井こがねい喜美子、若松賤子しずこ——その人たちかな。あなたのように、書こうとしているひとはあるでしょうよ。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
観桜会の場所は、武蔵境むさしさかい小金井こがねいであった。
仮装観桜会 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
小金井こがねい、大正園。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)