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『仮装観桜会』
ふりがな文庫
『
仮装観桜会
(
かそうかんおうかい
)
』
靄!靄!靄! 靄の日が続いた。胡粉色の靄で宇宙が塗り潰された。そして、その冷たい靄ははるかの遠方から押し寄せてくる暖かいものを、そこで食い止めていた。食い止めて吸収していた。 靄の中で桜の蕾が目に見えて大きくなっていった。人間の感情もまた、 …
著者
佐左木俊郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約42分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
縋
(
もつ
)
止
(
とど
)
麗
(
うら
)
手拭
(
てぬぐ
)
摺
(
ず
)
弾
(
はじ
)
布川
(
ぬのかわ
)
秘
(
ひそ
)
雪崩
(
なだ
)
睨
(
にら
)
潮騒
(
しおさい
)
皺
(
しわ
)
籐
(
とう
)
生命
(
いのち
)
籠
(
こも
)
物凄
(
ものすご
)
潰
(
つぶ
)
縞
(
しま
)
枉
(
ま
)
縺
(
もつ
)
罵倒
(
ばとう
)
蕾
(
つぼみ
)
親父
(
おやじ
)
訊
(
き
)
豪奢
(
ごうしゃ
)
貪欲
(
どんよく
)
踠
(
もが
)
身体
(
からだ
)
鈍色
(
にびいろ
)
霞
(
かすみ
)
靄
(
もや
)
顫
(
ふる
)
饗応
(
きょうおう
)
馬鹿
(
ばか
)
鰌
(
どじょう
)
鷹揚
(
おうよう
)
急拵
(
きゅうごしら
)
前田
(
まえだ
)
卑怯
(
ひきょう
)
喧嘩
(
けんか
)
嘘吐
(
うそつ
)
土堤
(
どて
)
奴
(
やつ
)
孕
(
はら
)
容
(
い
)
射
(
さ
)
山本
(
やまもと
)
嵐
(
あらし
)
布
(
し
)
弥平
(
やへい
)
微
(
かす
)
微笑
(
ほほえ
)
河瀬
(
かわせ
)
怪訝
(
けげん
)
恰好
(
かっこう
)
懶
(
ものう
)
拵
(
こしら
)
挨拶
(
あいさつ
)
掌
(
てのひら
)
揃
(
そろ
)
搾
(
しぼ
)
新宿
(
しんじゅく
)
旦那
(
だんな
)
昂奮
(
こうふん
)
曳
(
ひ
)
低声
(
こごえ
)
河本
(
かわもと
)