“低声”のいろいろな読み方と例文
旧字:低聲
読み方(ふりがな)割合
こごえ81.0%
こごゑ6.3%
ていせい5.7%
こゞえ2.5%
バス1.9%
こゞゑ1.3%
こえ0.6%
ひくごえ0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“低声”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
もしや幽霊かとお菊は又おびえて首をすくめると、女は彼女かれの枕もとへすうと這い寄って来て低声こごえで呼んだ。
黄八丈の小袖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そして毛ぶかい頤鬚あごひげ口髭くちひげをブルブルふるわせながら、低声こごえの皺がれ声で何かブツブツいっていた。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
戸川氏は一しきり狸の飼養を奈良公園の当局者に勧めて置いて、急に親戚みうちにでも耳打をするやうに低声こごゑになつて、
村井氏は相変らず葉巻を咥へたまゝ、夫人のあとからのつそりと店を出ようとした。するとうしろから低声こごゑで、
ちょうど其の時間に、椋島技師は陸軍大臣の官邸で、剣山つるぎやま陸軍大臣と向い合って、低声ていせいで密談中であった。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私は相手を興奮させない様に、出来るだけ低声ていせいで、しかし本当のことを答えるほかはありませんでした。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
石子刑事は渡辺刑事の声が玄関でしたので、しまったと思っていると、やがて女中が出て来て支倉に低声こゞえで何か囁いた。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
低声こゞえでいうから判然はっきりは分りませんが、怪しい奴と思って居ります内に、の侍はすっといずれへか往ってしまいました。チョンチョン/\/\。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私はその後も、折々停車場へ出掛けて行った。その帰り途、私はきっと、あの時彼が歌ったあの歌を、低声バスで歌って見たものであった。
郷愁 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
中から、金ボタンの仕着せ姿のボオイが上半身を廊下に突き出し、片手をメガフォンに口のはたにあて、太い低声バスで怒ったように叫んだ。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
にもらないで、くちのなかに低声こゞゑにおよみなすつたのが、市内衛生会委員しないえいせいくわいゐゝん教育談話会幹事きやういくだんわくわいかんじ
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
きはめて低声こゞゑで、
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
膝を掴む大次郎の手が、悲憤の思い出にわなわなと打ちふるえるのを、法外は温みのもった、だが、きっとした低声こえで、
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
検事と松本は室の隅の方へ行って、低声ひくごえで話し出した。私は最も近くに席を占めて居たので、途切れ途切れにその話を聞いた。
琥珀のパイプ (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)