“低唱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていしょう50.0%
ハム25.0%
ていしやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
咽喉から流れるままに口の中で低唱ていしょうしたのであるが、それによって長吉はやみがたい心の苦痛が幾分かやわらげられるような心持がした。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
南ヘルス産の黄葡萄酒・北リオハ産の赤葡萄酒なんかとい気に月を仰いで低唱ハムしていると、忍んで来た勇士達が、このセニョラの窓の下で鉢合せを演じて盛んに殺したり殺されたりする。
咽喉のどから流れるままに口の中で低唱ていしやうしたのであるが、れによつて長吉ちやうきちみがたい心の苦痛が幾分いくぶんやはらげられるやうな心持こゝろもちがした。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)