“低能児”の読み方と例文
旧字:低能兒
読み方割合
ていのうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそろしい怖ろしい、低能児ていのうじでも復讐心ふくしゅうしんはあるもの。蛾次郎が、小石をつめこんだのは、れいの石投げのわざで、小判こばんかたきをとるつもりらしい。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もっとも候補者は一人残らず低能児ていのうじばかりってわけでもないのよ。両親の一番気に入っている電燈会社の技師なんぞはとにかく教育のある青年らしいの。
文放古 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「これは、のつけようのない低能児ていのうじだな。」と、教師きょうしは、くちうちでつぶやきました。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)