“こごゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
低声30.6%
低聲27.8%
小聲25.0%
小声16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘共は流石に、中には入りかねて、三四人店先に腰掛けてゐたが、其家の総領娘のお八重といふのが、座敷から時々出て来て、源助さんの話を低声こごゑに取次した。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
娘共は流石に、中には入りかねて、三四人店先に腰掛けてゐたが、其家の總領娘のお八重といふのが、座敷から時々出て來て、源助さんの話を低聲こごゑに取次した。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「どうしてつちつたつて、らがにやわかんねえよ」おつぎはうらめしさうしかしながら周圍しうゐはゞかやうにして小聲こごゑでいつた。たもとかほおほうたまゝである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
長吉ちやうきちは妙にまりが悪くなつて自然に俯向うつむいたが、おいとはうは一かうかはつた様子やうすもなく小声こごゑ
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)