“小声”のいろいろな読み方と例文
旧字:小聲
読み方割合
こごえ71.4%
こごゑ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたりのものはこしもかけないで、おまえが口上こうじょうもうしてくれ、いやおまえがと、小声こごえってる。老人はもとより気軽きがるな人だから
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
と、バーバラは、他の四人をずんと抜いて、私たちの間に入ってきたが、そのときあたりをはばかるような小声こごえ
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小声こごゑ陰徳いんとくでも乞食こじきの足を洗ふのは忌嫌いやでございますなア。とグヅ/\ひながら、忌嫌々々いや/\足を洗つてる。
長吉ちやうきちは妙にまりが悪くなつて自然に俯向うつむいたが、おいとはうは一かうかはつた様子やうすもなく小声こごゑ
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)