“大声”のいろいろな読み方と例文
旧字:大聲
読み方割合
おおごえ50.0%
たいせい42.5%
おほごゑ2.5%
たいしやう2.5%
でかごえ2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Kと言うのは僕等よりも一年の哲学科にいた、はしにも棒にもかからぬ男だった。僕は横になったまま、かなり大声おおごえに返事をした。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
大声たいせいを放つたり何かしました。併しそれに何も不思議はないぢやありませんか。不思議はそこではなくて、別にあります。
このときなみだはらはらといてた。地面ぢめんせ、気味きびわるくちびるではあるが、つちうへ接吻せつぷんして大声おほごゑさけんだ。
「誰を探偵だと云ふのか、菱川君」と松本は疾呼しつこ大声たいしやう
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
とんでもない大声でかごえ船夫ふなこの猛るのや、くるくるとうごいて廻る影が四国屋の帆印をたたんだ二百石船のどうに躍ってみえた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)