“おおごえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オオゴエ
語句割合
大声95.2%
大越4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とそこで、蛾次郎が大声おおごえばわったので、竹童はぎょッとして、かれの悲鳴ひめいをふせぐべく、思わず、おどしにつかんでいた火独楽ひごま
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、ふたりのにいさんは、またまた もんくをいいだしました。おうさまのみみが きこえなくなるくらいの大声おおごえで、わめきたてるのです。
父の商売の得意先もこのごろでは熊谷くまがや妻沼めぬま方面よりむしろ加須かぞ大越おおごえ古河こがに多くなった。離れていて、土曜日に来るのを待つのもつらい。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
清三の教えるへやの窓からは、羽生から大越おおごえに通う街道が見えた。雨にぬれて汚ないぬのを四面にれた乗合馬車がおりおり喇叭らっぱを鳴らしてガラガラと通る。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
大越おおごえから通う老訓導は、酒でものむと洒脱しゃだつな口ぶりで、そこから近いその遊廓ゆうかくの話をして聞かせることがある。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)