三まいの 鳥のはねさんまいの とりのはね
むかしむかし、ひとりの王さまがいました。王さまには、三人の王子がありました。 ふたりの王子はりこうで、気がきいていました。ところが、三ばんめの王子は、ろくに口もきかないぼんやりでした。それで、みんなから、おばかさん、とよばれていました。 王 …