矢崎源九郎
1921.03.26 〜 1967.02.23
“矢崎源九郎”に特徴的な語句
狩人
王
魔法使
粉
宿屋
若者
地下室
案内
泉
金貨
小人
沈
銀
王子
塔
主人
妃
予言
駆
大理石
傷
飾
魚
刈
影
丘
忠義者
陸
問題
伯爵
金
城
家来
墓
姫
待
仕立屋
相手
殺
髪
着物
枚
扉
腕
押
生
離
鐘
生
小屋
著者としての作品一覧
絵のない絵本:02 解説(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
アンデルセンといえば、おそらくその名を知らない者はないといってもよいであろう。ことに童話詩人としての彼の名前は、われわれにとってはなつかしい響きを持っているのである。しかし彼は単に …
読書目安時間:約6分
アンデルセンといえば、おそらくその名を知らない者はないといってもよいであろう。ことに童話詩人としての彼の名前は、われわれにとってはなつかしい響きを持っているのである。しかし彼は単に …
「ニールスのふしぎな旅 下」まえがき(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
「ニールスのふしぎな旅」の上巻を、お読みにならなかった方のために、作者のラーゲルレーヴさんのことと、このお話に出てくる人や鳥たちのことを、かんたんに説明しておきましょう。 セルマ・ …
読書目安時間:約3分
「ニールスのふしぎな旅」の上巻を、お読みにならなかった方のために、作者のラーゲルレーヴさんのことと、このお話に出てくる人や鳥たちのことを、かんたんに説明しておきましょう。 セルマ・ …
「ニールスのふしぎな旅 上」まえがき(新字新仮名)
読書目安時間:約4分
ヨーロッパの北のほうの国には、すぐれた童話作家がおります。アンデルセンといえば、みなさんの中で知らない人はないでしょう。それからトペリウス、この人も美しい童話をたくさん書いています …
読書目安時間:約4分
ヨーロッパの北のほうの国には、すぐれた童話作家がおります。アンデルセンといえば、みなさんの中で知らない人はないでしょう。それからトペリウス、この人も美しい童話をたくさん書いています …
翻訳者としての作品一覧
赤ずきん(新字新仮名)
読書目安時間:約8分
むかしむかし、あるところにちっちゃな、かわいい女の子がおりました。その子は、ちょっと見ただけで、どんな人でもかわいくなってしまうような子でしたが、だれよりもいちばんかわいがっていた …
読書目安時間:約8分
むかしむかし、あるところにちっちゃな、かわいい女の子がおりました。その子は、ちょっと見ただけで、どんな人でもかわいくなってしまうような子でしたが、だれよりもいちばんかわいがっていた …
アヒルの庭で(新字新仮名)
読書目安時間:約15分
ポルトガルから、一羽のアヒルがやってきました。もっとも、スペインからきたんだ、という人もありましたがね。でも、そんなことは、どっちでもいいのです。ともかく、そのアヒルは、ポルトガル …
読書目安時間:約15分
ポルトガルから、一羽のアヒルがやってきました。もっとも、スペインからきたんだ、という人もありましたがね。でも、そんなことは、どっちでもいいのです。ともかく、そのアヒルは、ポルトガル …
アンネ・リスベット(新字新仮名)
読書目安時間:約32分
アンネ・リスベットは、まるで、ミルクと血のようです。若くて、元気で、美しい娘です。歯はまっ白に、ピカピカ光り、目はすみきっています。足は、ダンスをしているように、軽々としています。 …
読書目安時間:約32分
アンネ・リスベットは、まるで、ミルクと血のようです。若くて、元気で、美しい娘です。歯はまっ白に、ピカピカ光り、目はすみきっています。足は、ダンスをしているように、軽々としています。 …
イーダちゃんのお花(新字新仮名)
読書目安時間:約20分
「あたしのお花がね、かわいそうに、すっかりしぼんでしまったのよ」と、イーダちゃんが言いました。「ゆうべは、とってもきれいだったのに、今は、どの花びらも、みんなしおれているの。どうし …
読書目安時間:約20分
「あたしのお花がね、かわいそうに、すっかりしぼんでしまったのよ」と、イーダちゃんが言いました。「ゆうべは、とってもきれいだったのに、今は、どの花びらも、みんなしおれているの。どうし …
いいなずけ(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
こまとまりが、ほかのおもちゃのあいだにまじって、同じ引出しの中にはいっていました。あるとき、こまが、まりにむかって言いました。 「ねえ、おんなじ引出しの中にいるんだから、ぼくのいい …
読書目安時間:約6分
こまとまりが、ほかのおもちゃのあいだにまじって、同じ引出しの中にはいっていました。あるとき、こまが、まりにむかって言いました。 「ねえ、おんなじ引出しの中にいるんだから、ぼくのいい …
家じゅうの人たちの言ったこと(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
家じゅうの人たちは、なんと言ったでしょうか?まずさいしょに、マリーちゃんの言ったことを聞きましょう。 その日は、マリーちゃんのお誕生日でした。マリーちゃんにとっては、いちばん楽しい …
読書目安時間:約7分
家じゅうの人たちは、なんと言ったでしょうか?まずさいしょに、マリーちゃんの言ったことを聞きましょう。 その日は、マリーちゃんのお誕生日でした。マリーちゃんにとっては、いちばん楽しい …
いさましい ちびの仕立屋さん(新字新仮名)
読書目安時間:約22分
ある夏の朝のことです。ちびの仕立屋さんが窓ぎわの仕立台にむかって、いいごきげんで、いっしょうけんめい、ぬいものをしていました。 すると、ひとりのお百姓さんのおかみさんが通りをやって …
読書目安時間:約22分
ある夏の朝のことです。ちびの仕立屋さんが窓ぎわの仕立台にむかって、いいごきげんで、いっしょうけんめい、ぬいものをしていました。 すると、ひとりのお百姓さんのおかみさんが通りをやって …
いたずらっ子(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
むかしむかし、ひとりのおじいさんの詩人がいました。とてもやさしいおじいさんの詩人でした。 ある晩、おじいさんが、家の中にすわっていたときのことでした。表は、すさまじいあらしになりま …
読書目安時間:約6分
むかしむかし、ひとりのおじいさんの詩人がいました。とてもやさしいおじいさんの詩人でした。 ある晩、おじいさんが、家の中にすわっていたときのことでした。表は、すさまじいあらしになりま …
うさぎと はりねずみ(新字新仮名)
読書目安時間:約9分
みなさん。このおはなしは、うそみたいですけどね、ほんとうのおはなしなんですよ。わたしは、このおはなしをおじいさんからききました。 おじいさんは、はなしてくれるたびに、いつもいつも、 …
読書目安時間:約9分
みなさん。このおはなしは、うそみたいですけどね、ほんとうのおはなしなんですよ。わたしは、このおはなしをおじいさんからききました。 おじいさんは、はなしてくれるたびに、いつもいつも、 …
歌をうたう骨(新字新仮名)
読書目安時間:約5分
むかし、ある国で、イノシシがお百姓さんの畑をあらしたり、家畜を殺したり、人間をきばで八つざきにしたりするので、たいへんこまったことがありました。 王さまは、だれでもこのわざわいから …
読書目安時間:約5分
むかし、ある国で、イノシシがお百姓さんの畑をあらしたり、家畜を殺したり、人間をきばで八つざきにしたりするので、たいへんこまったことがありました。 王さまは、だれでもこのわざわいから …
うまい商売(新字新仮名)
読書目安時間:約11分
あるお百姓さんが、牝牛を市場へ追っていって、七ターレルで売ってきました。かえり道に、池のはたをとおらなければなりませんでした。まだ池までこないうちに、もう遠くのほうから、カエルたち …
読書目安時間:約11分
あるお百姓さんが、牝牛を市場へ追っていって、七ターレルで売ってきました。かえり道に、池のはたをとおらなければなりませんでした。まだ池までこないうちに、もう遠くのほうから、カエルたち …
絵のない絵本:01 絵のない絵本(新字新仮名)
読書目安時間:約1時間25分
ふしぎなことです!わたしは、なにかに深く心を動かされているときには、まるで両手と舌とが、わたしのからだにしばりつけられているような気持になるのです。そしてそういうときには、心の中に …
読書目安時間:約1時間25分
ふしぎなことです!わたしは、なにかに深く心を動かされているときには、まるで両手と舌とが、わたしのからだにしばりつけられているような気持になるのです。そしてそういうときには、心の中に …
オオカミと七ひきの子ヤギ(新字新仮名)
読書目安時間:約8分
むかしむかし、あるところに、おかあさんのヤギがいました。このおかあさんヤギには、かわいい子ヤギが七ひきありました。おかあさんヤギは、ちょうど人間のおかあさんがその子どもをかわいがる …
読書目安時間:約8分
むかしむかし、あるところに、おかあさんのヤギがいました。このおかあさんヤギには、かわいい子ヤギが七ひきありました。おかあさんヤギは、ちょうど人間のおかあさんがその子どもをかわいがる …
お墓の中の坊や(新字新仮名)
読書目安時間:約13分
家の中は、ふかい悲しみで、いっぱいでした。心の中も、悲しみで、いっぱいでした。四つになる、いちばん下の男の子が、死んだのです。この子は、ひとり息子でした。おとうさんと、おかあさんに …
読書目安時間:約13分
家の中は、ふかい悲しみで、いっぱいでした。心の中も、悲しみで、いっぱいでした。四つになる、いちばん下の男の子が、死んだのです。この子は、ひとり息子でした。おとうさんと、おかあさんに …
おりこうハンス(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
ハンスのおかあさんが、 「ハンスや、どこへいく。」 と、たずねます。 すると、ハンスがこたえます。 「グレーテルんとこさ。」 「うまくやるんだよ、ハンス。」 「ああ、うまくやるとも …
読書目安時間:約7分
ハンスのおかあさんが、 「ハンスや、どこへいく。」 と、たずねます。 すると、ハンスがこたえます。 「グレーテルんとこさ。」 「うまくやるんだよ、ハンス。」 「ああ、うまくやるとも …
カエルの王さま:または鉄のハインリッヒ(新字新仮名)
読書目安時間:約10分
むかしむかし、まだどんな人ののぞみでも、思いどおりにかなったころのことです。 あるところに、ひとりの王さまが住んでいました。この王さまには、お姫さまがいく人もありましたが、みんなそ …
読書目安時間:約10分
むかしむかし、まだどんな人ののぞみでも、思いどおりにかなったころのことです。 あるところに、ひとりの王さまが住んでいました。この王さまには、お姫さまがいく人もありましたが、みんなそ …
かけっこ(新字新仮名)
読書目安時間:約8分
ごほうびの賞が、一つ出ました。いいえ、ほんとうは二つです。小さい賞と大きい賞の二つです。いちばん早いものが、この賞をもらえます。といっても、それは一回きりの競走で、早かったものがも …
読書目安時間:約8分
ごほうびの賞が、一つ出ました。いいえ、ほんとうは二つです。小さい賞と大きい賞の二つです。いちばん早いものが、この賞をもらえます。といっても、それは一回きりの競走で、早かったものがも …
カラー(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
あるところに、ひとりのりっぱな紳士がいました。この紳士は靴ぬぎと、それにくしを一つ、持っていました。これが、この人の持物のぜんぶだったのです。そのかわり、この紳士は、世界でいちばん …
読書目安時間:約7分
あるところに、ひとりのりっぱな紳士がいました。この紳士は靴ぬぎと、それにくしを一つ、持っていました。これが、この人の持物のぜんぶだったのです。そのかわり、この紳士は、世界でいちばん …
コウノトリ(新字新仮名)
読書目安時間:約13分
ある小さな村の、いちばんはずれの家に、コウノトリの巣がありました。コウノトリのおかあさんは、巣の中で、四羽の小さなひな鳥たちのそばにすわっていました。ひな鳥たちは、小さな黒いくちば …
読書目安時間:約13分
ある小さな村の、いちばんはずれの家に、コウノトリの巣がありました。コウノトリのおかあさんは、巣の中で、四羽の小さなひな鳥たちのそばにすわっていました。ひな鳥たちは、小さな黒いくちば …
幸福な一家(新字新仮名)
読書目安時間:約9分
この国でいちばん大きな青い葉といえば、それは、スカンポの葉にちがいありません。その葉を取って、子供がおなかの上につければ、ちょうど前掛けのようになります。それから、頭の上にのせると …
読書目安時間:約9分
この国でいちばん大きな青い葉といえば、それは、スカンポの葉にちがいありません。その葉を取って、子供がおなかの上につければ、ちょうど前掛けのようになります。それから、頭の上にのせると …
ここに薔薇ありせば:スケッチ・ブックより(旧字新仮名)
読書目安時間:約12分
ここには薔薇が咲いたにちがいない。 大きなうすい黄色の薔薇が。 そして、それらの薔薇は庭の塀の外にまで豐かな群りをなして垂れ下がり、その柔かな葉を道の轍の上に氣もなさそうに撒き散ら …
読書目安時間:約12分
ここには薔薇が咲いたにちがいない。 大きなうすい黄色の薔薇が。 そして、それらの薔薇は庭の塀の外にまで豐かな群りをなして垂れ下がり、その柔かな葉を道の轍の上に氣もなさそうに撒き散ら …
こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話(新字新仮名)
読書目安時間:約26分
あるおとうさんが、ふたりのむすこをもっていました。にいさんのほうはりこうで、頭がよくて、なんでもじょうずにやってのけました。ところが、弟のほうときたら、まぬけで、なんにもわからない …
読書目安時間:約26分
あるおとうさんが、ふたりのむすこをもっていました。にいさんのほうはりこうで、頭がよくて、なんでもじょうずにやってのけました。ところが、弟のほうときたら、まぬけで、なんにもわからない …
三人の糸くり女(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
むかし、あるところに、ひとりの女の子がおりました。この子はなまけもので、糸をつむぐのが大きらいでした。おかあさんがいくらいっても、どうしてもいうことをききませんでした。とうとう、お …
読書目安時間:約7分
むかし、あるところに、ひとりの女の子がおりました。この子はなまけもので、糸をつむぐのが大きらいでした。おかあさんがいくらいっても、どうしてもいうことをききませんでした。とうとう、お …
三本の金の髪の毛をもっている鬼(新字新仮名)
読書目安時間:約18分
むかし、あるところに、ひとりのまずしい女がおりました。この女があるときひとりの男の子を生みましたが、その子は頭に〈福の皮〉をかぶって生まれてきました。それで、この子は十四になったら …
読書目安時間:約18分
むかし、あるところに、ひとりのまずしい女がおりました。この女があるときひとりの男の子を生みましたが、その子は頭に〈福の皮〉をかぶって生まれてきました。それで、この子は十四になったら …
三まいの 鳥のはね(新字新仮名)
読書目安時間:約8分
むかしむかし、ひとりの王さまがいました。王さまには、三人の王子がありました。 ふたりの王子はりこうで、気がきいていました。ところが、三ばんめの王子は、ろくに口もきかないぼんやりでし …
読書目安時間:約8分
むかしむかし、ひとりの王さまがいました。王さまには、三人の王子がありました。 ふたりの王子はりこうで、気がきいていました。ところが、三ばんめの王子は、ろくに口もきかないぼんやりでし …
三枚のヘビの葉(新字新仮名)
読書目安時間:約10分
むかしむかし、ひとりのまずしい男がおりました。その男は、じぶんのたったひとりのむすこさえも、やしなえないようになってしまいました。そこで、むすこがいいました。 「おとうさん、だいぶ …
読書目安時間:約10分
むかしむかし、ひとりのまずしい男がおりました。その男は、じぶんのたったひとりのむすこさえも、やしなえないようになってしまいました。そこで、むすこがいいました。 「おとうさん、だいぶ …
七羽のカラス(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
むかし、ある男に七人のむすこがありました。けれども、むすめはひとりもありませんでした。それだけに、この男はむすめをたいそうほしがっていました。 そのうちに、おかみさんのおなかが大き …
読書目安時間:約7分
むかし、ある男に七人のむすこがありました。けれども、むすめはひとりもありませんでした。それだけに、この男はむすめをたいそうほしがっていました。 そのうちに、おかみさんのおなかが大き …
十二人兄弟(新字新仮名)
読書目安時間:約14分
むかしむかし、あるところに、王さまとお妃さまとがおりました。ふたりはたいそうなかよくくらしていました。十二人のお子さんがありましたが、みんなそろいもそろって男の子ばかりでした。 さ …
読書目安時間:約14分
むかしむかし、あるところに、王さまとお妃さまとがおりました。ふたりはたいそうなかよくくらしていました。十二人のお子さんがありましたが、みんなそろいもそろって男の子ばかりでした。 さ …
白ヘビ(新字新仮名)
読書目安時間:約11分
いまからずっと、むかしのこと、あるところにひとりの王さまが住んでおりました。その王さまのかしこいことは、国じゅうに知れわたっていました。とにかく、王さまの知らないことは、なにひとつ …
読書目安時間:約11分
いまからずっと、むかしのこと、あるところにひとりの王さまが住んでおりました。その王さまのかしこいことは、国じゅうに知れわたっていました。とにかく、王さまの知らないことは、なにひとつ …
すずの兵隊さん(新字新仮名)
読書目安時間:約12分
あるところに、二十五人のすずの兵隊さんがいました。この兵隊さんたちは、みんな兄弟でした。なぜって、みんなは、一本の古いすずのさじをとかして作られていましたから。 どの兵隊さんも、鉄 …
読書目安時間:約12分
あるところに、二十五人のすずの兵隊さんがいました。この兵隊さんたちは、みんな兄弟でした。なぜって、みんなは、一本の古いすずのさじをとかして作られていましたから。 どの兵隊さんも、鉄 …
空とぶトランク(新字新仮名)
読書目安時間:約15分
むかしむかし、あるところに、ひとりの商人がいました。この人は、たいへんなお金持で、町の大通りをすっかりと、そのうえ小さな横町までも、銀貨でぎっしりと、しきつめることができるくらい、 …
読書目安時間:約15分
むかしむかし、あるところに、ひとりの商人がいました。この人は、たいへんなお金持で、町の大通りをすっかりと、そのうえ小さな横町までも、銀貨でぎっしりと、しきつめることができるくらい、 …
旅の仲間(新字新仮名)
読書目安時間:約50分
かわいそうに、ヨハンネスは、たいそう悲しんでいました。むりもありません。おとうさんが重い病気で、もう、たすかるのぞみがなかったのですからね。この小さな部屋には、ヨハンネスとおとうさ …
読書目安時間:約50分
かわいそうに、ヨハンネスは、たいそう悲しんでいました。むりもありません。おとうさんが重い病気で、もう、たすかるのぞみがなかったのですからね。この小さな部屋には、ヨハンネスとおとうさ …
忠義者のヨハネス(新字新仮名)
読書目安時間:約21分
むかし、あるところに、年よりの王さまがおりました。王さまは病気で、もう、この寝床が、どうやらじぶんの臨終の床になるらしい、と思っていました。 そこで王さまは、 「忠義者のヨハネスを …
読書目安時間:約21分
むかし、あるところに、年よりの王さまがおりました。王さまは病気で、もう、この寝床が、どうやらじぶんの臨終の床になるらしい、と思っていました。 そこで王さまは、 「忠義者のヨハネスを …
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」(新字新仮名)
読書目安時間:約26分
むかしむかし、ひとりの仕立屋さんがおりました。仕立屋さんは三人のむすこと、それから、ただ一ぴきのヤギをもっていました。 ところでこのヤギは、そのお乳でみんなをやしなっていたのですか …
読書目安時間:約26分
むかしむかし、ひとりの仕立屋さんがおりました。仕立屋さんは三人のむすこと、それから、ただ一ぴきのヤギをもっていました。 ところでこのヤギは、そのお乳でみんなをやしなっていたのですか …
手なしむすめ(新字新仮名)
読書目安時間:約16分
ある粉ひきの男が、だんだん貧乏になりました。そして、とうとうしまいには、粉ひきの水車と、そのうしろにはえている一本の大きなリンゴの木のほかには、なにひとつないようになってしまいまし …
読書目安時間:約16分
ある粉ひきの男が、だんだん貧乏になりました。そして、とうとうしまいには、粉ひきの水車と、そのうしろにはえている一本の大きなリンゴの木のほかには、なにひとつないようになってしまいまし …
天国へいった仕立屋さん(新字新仮名)
読書目安時間:約5分
ある晴れわたった日のことでした。神さまは天国のお庭を散歩なさろうとお思いになって、使徒や聖者たちをみんなおつれになりました。そのため、天国には聖ペテロさまがひとりしかのこっていませ …
読書目安時間:約5分
ある晴れわたった日のことでした。神さまは天国のお庭を散歩なさろうとお思いになって、使徒や聖者たちをみんなおつれになりました。そのため、天国には聖ペテロさまがひとりしかのこっていませ …
年とったカシワの木のさいごの夢(新字新仮名)
読書目安時間:約15分
(クリスマスのお話) ひろいひろい海にむかった、きゅうな海岸の上に、森があります。その森の中に、それはそれは年とった、一本のカシワの木が立っていました。年は、ちょうど、三百六十五に …
読書目安時間:約15分
(クリスマスのお話) ひろいひろい海にむかった、きゅうな海岸の上に、森があります。その森の中に、それはそれは年とった、一本のカシワの木が立っていました。年は、ちょうど、三百六十五に …
とびくらべ(新字新仮名)
読書目安時間:約5分
あるとき、ノミと、バッタと、とび人形が、われわれの中で、だれがいちばん高くとべるか、ひとつ、ためしてみようじゃないか、と言いました。そこで、さっそく、世界じゅうの人々に招待状を出し …
読書目安時間:約5分
あるとき、ノミと、バッタと、とび人形が、われわれの中で、だれがいちばん高くとべるか、ひとつ、ためしてみようじゃないか、と言いました。そこで、さっそく、世界じゅうの人々に招待状を出し …
ナイチンゲール(新字新仮名)
読書目安時間:約26分
中国という国では、みなさんもごぞんじのことと思いますが、皇帝は中国人です。それから、おそばにつかえている人たちも、みんな中国人です。さて、これからするお話は、もう今からずっとむかし …
読書目安時間:約26分
中国という国では、みなさんもごぞんじのことと思いますが、皇帝は中国人です。それから、おそばにつかえている人たちも、みんな中国人です。さて、これからするお話は、もう今からずっとむかし …
なぞ(新字新仮名)
読書目安時間:約8分
むかし、あるところに、ひとりの王子がおりました。王子は世のなかを歩きまわってみたくなりましたので、忠義な家来をひとりだけつれてでかけました。 ある日のこと、王子は、とある森のなかに …
読書目安時間:約8分
むかし、あるところに、ひとりの王子がおりました。王子は世のなかを歩きまわってみたくなりましたので、忠義な家来をひとりだけつれてでかけました。 ある日のこと、王子は、とある森のなかに …
ならずもの(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
オンドリがメンドリにいいました。 「もうクルミがうれる時期になったよ。どうだい、いっしょに山へいって、思いきり食べてこようじゃないか。まごまごしていると、リスのやつにみんなもってい …
読書目安時間:約6分
オンドリがメンドリにいいました。 「もうクルミがうれる時期になったよ。どうだい、いっしょに山へいって、思いきり食べてこようじゃないか。まごまごしていると、リスのやつにみんなもってい …
にいさんと妹(新字新仮名)
読書目安時間:約16分
にいさんが妹の手をとって、いいました。 「おかあさんが死んじゃってから、ぼくたちには、いいことって、ただの一時間もないねえ。こんどのおかあさんたら、まい日まい日、ぼくたちをぶつし、 …
読書目安時間:約16分
にいさんが妹の手をとって、いいました。 「おかあさんが死んじゃってから、ぼくたちには、いいことって、ただの一時間もないねえ。こんどのおかあさんたら、まい日まい日、ぼくたちをぶつし、 …
ニールスのふしぎな旅(新字新仮名)
読書目安時間:約7時間29分
三月二十日月曜日 むかし、あるところに、ひとりの少年がいました。年は十四ぐらいで、からだは大きくアマ色の髪の毛をしていました。この子は、たいして役にもたちませんでした。眠っては、た …
読書目安時間:約7時間29分
三月二十日月曜日 むかし、あるところに、ひとりの少年がいました。年は十四ぐらいで、からだは大きくアマ色の髪の毛をしていました。この子は、たいして役にもたちませんでした。眠っては、た …
人形つかい(新字新仮名)
読書目安時間:約12分
いかにも楽しそうな顔つきをした、かなりの年の人が、汽船に乗っていました。もし、ほんとうにその顔つきどおりとすれば、この人は、この世の中で、いちばんしあわせな人にちがいありません。じ …
読書目安時間:約12分
いかにも楽しそうな顔つきをした、かなりの年の人が、汽船に乗っていました。もし、ほんとうにその顔つきどおりとすれば、この人は、この世の中で、いちばんしあわせな人にちがいありません。じ …
人魚の姫(新字新仮名)
読書目安時間:約1時間1分
海のおきへ、遠く遠く出ていきますと、水の色は、いちばん美しいヤグルマソウの花びらのようにまっさおになり、きれいにすきとおったガラスのように、すみきっています。けれども、そのあたりは …
読書目安時間:約1時間1分
海のおきへ、遠く遠く出ていきますと、水の色は、いちばん美しいヤグルマソウの花びらのようにまっさおになり、きれいにすきとおったガラスのように、すみきっています。けれども、そのあたりは …
ネコとネズミのいっしょのくらし(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
ネコがネズミと知りあいになりました。ネコはネズミにむかって、これからきみをうんとかわいがって、なかよくしてあげるよ、と、さかんにうまいことをいいたてました。それで、とうとうネズミは …
読書目安時間:約7分
ネコがネズミと知りあいになりました。ネコはネズミにむかって、これからきみをうんとかわいがって、なかよくしてあげるよ、と、さかんにうまいことをいいたてました。それで、とうとうネズミは …
眠りの精(新字新仮名)
読書目安時間:約26分
世界じゅうで、眠りの精のオーレ・ルゲイエぐらい、お話をたくさん知っている人はありません!——オーレ・ルゲイエは、ほんとうに、いくらでもお話ができるのですからね。 夜になって、子供た …
読書目安時間:約26分
世界じゅうで、眠りの精のオーレ・ルゲイエぐらい、お話をたくさん知っている人はありません!——オーレ・ルゲイエは、ほんとうに、いくらでもお話ができるのですからね。 夜になって、子供た …
のろまのハンス:――むかしばなしの再話――(新字新仮名)
読書目安時間:約10分
あるいなかに、古いお屋敷がありました。そのお屋敷には、年をとった地主が住んでいました。地主にはふたりの息子がありましたが、ふたりとも、ものすごくおりこうで、その半分でもたくさんなく …
読書目安時間:約10分
あるいなかに、古いお屋敷がありました。そのお屋敷には、年をとった地主が住んでいました。地主にはふたりの息子がありましたが、ふたりとも、ものすごくおりこうで、その半分でもたくさんなく …
灰かぶり(新字新仮名)
読書目安時間:約19分
あるお金持ちのうちで、そのうちのおくさんが病気になりました。おくさんは、もういよいよじぶんはだめだと感じましたので、ひとりむすめの小さい女の子をまくらもとによびよせて、こういいまし …
読書目安時間:約19分
あるお金持ちのうちで、そのうちのおくさんが病気になりました。おくさんは、もういよいよじぶんはだめだと感じましたので、ひとりむすめの小さい女の子をまくらもとによびよせて、こういいまし …
はだかの王さま:(皇帝のあたらしい着物)(新字新仮名)
読書目安時間:約11分
いまからずっとずっとむかしのこと、ひとりの皇帝がいました。皇帝は、あたらしい、きれいな着物がなによりも好きでした。持っているお金をのこらず着物に使って、いつもいつも、きれいに着かざ …
読書目安時間:約11分
いまからずっとずっとむかしのこと、ひとりの皇帝がいました。皇帝は、あたらしい、きれいな着物がなによりも好きでした。持っているお金をのこらず着物に使って、いつもいつも、きれいに着かざ …
ハツカネズミと小鳥と腸づめの話(新字新仮名)
読書目安時間:約5分
むかしむかし、ハツカネズミと小鳥と腸づめがなかまになって、一家をもちました。長いあいだ、みんなはいいぐあいになかよくくらして、財産もだいぶこしらえました。 小鳥のしごとは、まい日森 …
読書目安時間:約5分
むかしむかし、ハツカネズミと小鳥と腸づめがなかまになって、一家をもちました。長いあいだ、みんなはいいぐあいになかよくくらして、財産もだいぶこしらえました。 小鳥のしごとは、まい日森 …
ブタ飼い(新字新仮名)
読書目安時間:約12分
むかしむかし、ひとりの貧しい王子がいました。王子は一つの国をもっていましたが、それはとても小さな国でした。でも、いくら小さいとはいっても、お妃をむかえるのに、ふそくなほどではありま …
読書目安時間:約12分
むかしむかし、ひとりの貧しい王子がいました。王子は一つの国をもっていましたが、それはとても小さな国でした。でも、いくら小さいとはいっても、お妃をむかえるのに、ふそくなほどではありま …
ブレーメンの音楽師(新字新仮名)
読書目安時間:約9分
ある人が一ぴきのロバをもっていました。そのロバは、長い年月のあいだ、しんぼう強く、背中にふくろをしょっては、水車小屋まではこんでいました。でも、そのうちに、力もなくなってきて、だん …
読書目安時間:約9分
ある人が一ぴきのロバをもっていました。そのロバは、長い年月のあいだ、しんぼう強く、背中にふくろをしょっては、水車小屋まではこんでいました。でも、そのうちに、力もなくなってきて、だん …
ヘンゼルとグレーテル(新字新仮名)
読書目安時間:約20分
ある大きな森のはずれに、ひとりの貧乏な木こりが、おかみさんと、ふたりの子どもといっしょに住んでいました。ふたりの子どもは、男の子がヘンゼル、女の子はグレーテルといいました。この木こ …
読書目安時間:約20分
ある大きな森のはずれに、ひとりの貧乏な木こりが、おかみさんと、ふたりの子どもといっしょに住んでいました。ふたりの子どもは、男の子がヘンゼル、女の子はグレーテルといいました。この木こ …
ペンとインキつぼ(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
ある、詩人の部屋の中でのお話です。だれかが、詩人の机の上にあるインキつぼを見て、こう言いました。 「こんなインキつぼの中から、ありとあらゆるものが生れてくるんだから、まったくもって …
読書目安時間:約6分
ある、詩人の部屋の中でのお話です。だれかが、詩人の机の上にあるインキつぼを見て、こう言いました。 「こんなインキつぼの中から、ありとあらゆるものが生れてくるんだから、まったくもって …
ホレおばあさん(新字新仮名)
読書目安時間:約9分
ある後家さんに、ふたりのむすめがありました。そのうちのひとりははたらきもので、美しい子でしたが、もうひとりはみにくいうえに、たいへんななまけものでした。 けれども、後家さんはこのみ …
読書目安時間:約9分
ある後家さんに、ふたりのむすめがありました。そのうちのひとりははたらきもので、美しい子でしたが、もうひとりはみにくいうえに、たいへんななまけものでした。 けれども、後家さんはこのみ …
ほんとにそのとおり!(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
「おそろしい話なのよ!」と、一羽のメンドリが言いました。 そこは、町のはずれで、このお話のできごとのあったところとは、なんの関係もない場所でした。 「むこうの、トリ小屋で起った、お …
読書目安時間:約6分
「おそろしい話なのよ!」と、一羽のメンドリが言いました。 そこは、町のはずれで、このお話のできごとのあったところとは、なんの関係もない場所でした。 「むこうの、トリ小屋で起った、お …
マッチ売りの少女(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
それはそれは寒い日でした。雪が降っていて、あたりはもう、暗くなりかけていました。その日は、一年のうちでいちばんおしまいの、おおみそかの晩でした。この寒くて、うす暗い夕ぐれの通りを、 …
読書目安時間:約7分
それはそれは寒い日でした。雪が降っていて、あたりはもう、暗くなりかけていました。その日は、一年のうちでいちばんおしまいの、おおみそかの晩でした。この寒くて、うす暗い夕ぐれの通りを、 …
マリアの子ども(新字新仮名)
読書目安時間:約13分
ある大きな森のまえに、ひとりの木こりが、おかみさんといっしょに住んでいました。子どもは、三つになる女の子がたったひとりしかありませんでした。 木こり夫婦はたいへん貧乏で、その日その …
読書目安時間:約13分
ある大きな森のまえに、ひとりの木こりが、おかみさんといっしょに住んでいました。子どもは、三つになる女の子がたったひとりしかありませんでした。 木こり夫婦はたいへん貧乏で、その日その …
三つのことば(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
むかし、スイスの国に、ひとりの年をとった伯爵が住んでおりました。伯爵にはむすこがひとりしかありませんでしたが、そのむすこはばかで、なにひとつおぼえることができないありさまでした。 …
読書目安時間:約7分
むかし、スイスの国に、ひとりの年をとった伯爵が住んでおりました。伯爵にはむすこがひとりしかありませんでしたが、そのむすこはばかで、なにひとつおぼえることができないありさまでした。 …
みつばちの 女王(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
むかしむかしのことです。ふたりの王子が、ぼうけんのたびにでかけました。 ところが、王子たちは、すきかってなくらしをはじめてしまって、家へかえろうとはしませんでした。 そこで、おばか …
読書目安時間:約6分
むかしむかしのことです。ふたりの王子が、ぼうけんのたびにでかけました。 ところが、王子たちは、すきかってなくらしをはじめてしまって、家へかえろうとはしませんでした。 そこで、おばか …
みにくいアヒルの子(新字新仮名)
読書目安時間:約27分
いなかは、ほんとうにすてきでした。夏のことです。コムギは黄色くみのっていますし、カラスムギは青々とのびて、緑の草地には、ほし草が高くつみ上げられていました。そこを、コウノトリが、長 …
読書目安時間:約27分
いなかは、ほんとうにすてきでした。夏のことです。コムギは黄色くみのっていますし、カラスムギは青々とのびて、緑の草地には、ほし草が高くつみ上げられていました。そこを、コウノトリが、長 …
麦の ほ(新字新仮名)
読書目安時間:約2分
むかしむかし、神さまが、まだじぶんで、この世の中を、あるきまわっていらっしゃったころのおはなしです。 そのころは、こくもつが、今よりもずっとずっとよくみのりました。麦のほも、五十や …
読書目安時間:約2分
むかしむかし、神さまが、まだじぶんで、この世の中を、あるきまわっていらっしゃったころのおはなしです。 そのころは、こくもつが、今よりもずっとずっとよくみのりました。麦のほも、五十や …
モミの木(新字新仮名)
読書目安時間:約23分
町はずれの森の中に、かわいいモミの木が一本、立っていました。そこはとてもすてきな場所で、お日さまもよくあたり、空気もじゅうぶんにありました。まわりには、もっと大きな仲間の、モミの木 …
読書目安時間:約23分
町はずれの森の中に、かわいいモミの木が一本、立っていました。そこはとてもすてきな場所で、お日さまもよくあたり、空気もじゅうぶんにありました。まわりには、もっと大きな仲間の、モミの木 …
森のなかの三人の小人(新字新仮名)
読書目安時間:約13分
むかし、あるところに、おかみさんに死なれたひとりの男と、だんなさんに死なれたひとりの女とがおりました。この男には、ひとりのむすめがありました。女にもひとりのむすめがありました。むす …
読書目安時間:約13分
むかし、あるところに、おかみさんに死なれたひとりの男と、だんなさんに死なれたひとりの女とがおりました。この男には、ひとりのむすめがありました。女にもひとりのむすめがありました。むす …
雪だるま(新字新仮名)
読書目安時間:約14分
「ぼくのからだの中で、ミシミシ音がするぞ。まったく、すばらしく寒いや!」と、雪だるまが言いました。「風がピューピュー吹きつけて、まるで命を吹きこんでくれようとしているようだ。だが、 …
読書目安時間:約14分
「ぼくのからだの中で、ミシミシ音がするぞ。まったく、すばらしく寒いや!」と、雪だるまが言いました。「風がピューピュー吹きつけて、まるで命を吹きこんでくれようとしているようだ。だが、 …
雪の女王:――七つのお話からできている物語――(新字新仮名)
読書目安時間:約1時間20分
鏡と、鏡のかけらのこと さあ、いいですか、お話をはじめますよ。このお話をおしまいまで聞けば、わたしたちは、いまよりも、もっといろいろなことを知ることになります。それは、こういうわけ …
読書目安時間:約1時間20分
鏡と、鏡のかけらのこと さあ、いいですか、お話をはじめますよ。このお話をおしまいまで聞けば、わたしたちは、いまよりも、もっといろいろなことを知ることになります。それは、こういうわけ …
ラプンツェル(新字新仮名)
読書目安時間:約10分
むかし、あるところに、夫婦が住んでおりました。ふたりは、長い年月のあいだ、子どもをひとりほしいと思っていましたが、どうしてもさずかりませんでした。けれども、ようやく神さまがその願い …
読書目安時間:約10分
むかし、あるところに、夫婦が住んでおりました。ふたりは、長い年月のあいだ、子どもをひとりほしいと思っていましたが、どうしてもさずかりませんでした。けれども、ようやく神さまがその願い …
りこうもののエルゼ(新字新仮名)
読書目安時間:約10分
あるところに、ひとりの男がおりました。男には、ひとりのむすめがありました。このむすめは〈りこうもののエルゼ〉という名まえでした。 さて、このむすめがすっかり大きくなりましたので、お …
読書目安時間:約10分
あるところに、ひとりの男がおりました。男には、ひとりのむすめがありました。このむすめは〈りこうもののエルゼ〉という名まえでした。 さて、このむすめがすっかり大きくなりましたので、お …
漁師とそのおかみさんの話(新字新仮名)
読書目安時間:約21分
むかしむかし、ひとりの漁師とそのおかみさんがおりました。ふたりは、海のすぐそばの小屋に住んでいました。漁師はまい日魚つりにでかけました。あけてもくれても、魚つりばかりしていました。 …
読書目安時間:約21分
むかしむかし、ひとりの漁師とそのおかみさんがおりました。ふたりは、海のすぐそばの小屋に住んでいました。漁師はまい日魚つりにでかけました。あけてもくれても、魚つりばかりしていました。 …
わらと炭と豆(新字新仮名)
読書目安時間:約4分
ある村に、ひとりのまずしいおばあさんが住んでいました。おばあさんは豆をひとさらあつめて、煮ようと思いました。そこで、おばあさんはかまどに火をおこす用意をしました。そして、火がはやく …
読書目安時間:約4分
ある村に、ひとりのまずしいおばあさんが住んでいました。おばあさんは豆をひとさらあつめて、煮ようと思いました。そこで、おばあさんはかまどに火をおこす用意をしました。そして、火がはやく …
わるい王さま(伝説)(新字新仮名)
読書目安時間:約7分
むかしむかし、心の高ぶった、わるい王さまがいました。この王さまは、わしの力で、世界じゅうの国々をせいふくしてやろう、わしの名前を聞いただけで、あらゆる人間をふるえあがらせてやりたい …
読書目安時間:約7分
むかしむかし、心の高ぶった、わるい王さまがいました。この王さまは、わしの力で、世界じゅうの国々をせいふくしてやろう、わしの名前を聞いただけで、あらゆる人間をふるえあがらせてやりたい …
“矢崎源九郎”について
矢崎 源九郎(やざき げんくろう、1921年(大正10年)3月26日 - 1967年(昭和42年)2月23日)は、日本の言語学者、北欧文学者、翻訳家。善隣外事専門学校教授、大阪外事専門学校教授、東京教育大学助教授。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
“矢崎源九郎”と年代が近い著者
今月で生誕X十年
今月で没後X十年
今年で生誕X百年
平山千代子(生誕100年)
今年で没後X百年
大町桂月(没後100年)
富ノ沢麟太郎(没後100年)
細井和喜蔵(没後100年)
木下利玄(没後100年)
富永太郎(没後100年)
エリザベス、アンナ・ゴルドン(没後100年)
徳永保之助(没後100年)
後藤謙太郎(没後100年)
エドワード・シルヴェスター・モース(没後100年)