麦の ほむぎの ほ
むかしむかし、神さまが、まだじぶんで、この世の中を、あるきまわっていらっしゃったころのおはなしです。 そのころは、こくもつが、今よりもずっとずっとよくみのりました。麦のほも、五十や六十ばかりではありません。四百も五百もついていました。なにし …