“麦”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
むぎ91.4%
ばく2.9%
むゥぎ2.9%
やつ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、清水できんをしぼって、そっと、側へすすめたり、むぎのさまし湯を上げたりしたが、長話のうち、一度も手にしなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
燕王に説いて曰く、軍深く入りたり、暑雨連綿として、淮土わいど湿蒸に、疾疫しつえきようやく冒さんとす。小河の東は、平野にして牛羊多く、二ばくまさに熟せんとす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
むゥぎィついてェよォ麦ついてェ
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
どくむぎ、あたますき、なでしこむぎ、はとまめ、やはずえんどう、たいま、いぬすぎな、そのほかいろんなものがはいってやがるんだ。またばかに石の多いやつがあるのは言うまでもねえ。