“麦”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
むぎ90.0%
ばく3.3%
むゥぎ3.3%
やつ3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まずおかあさんにぬいばりを一ぽんいただいて、むぎわらでとさやをこしらえて、かたなにしてこしにさしました。
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
なかでは、かえるのこえゆめのようにきこえて、はたけはすっかりたがやされてしまい、むぎはぐんぐんびていました。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
男は、ほっとしたようにつぶやき、むぎわらや空籠あきかご空箱あきばこで、すっかり部屋へやよごれてしまったのも、気かつかぬようだった。
わたくしのほうからえばまあそうです、農場のうじょう仕事しごとだってその日の午前でむぎ運搬うんぱんも終り
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
純次は食卓から胸にかけてむぎたくさんなためにぽろぽろする飯をこぼし散らかすと、母は丹念にそれを拾って自分の口に入れた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
小河の東は、平野にして牛羊多く、二ばくまさに熟せんとす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
むゥぎィついてェよォ麦ついてェ
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
またばかに石の多いやつがあるのは言うまでもねえ。とりわけブルターニュ麦はひでえや。俺はブルターニュ麦をひくなあ全くごめんだ。くぎのあるはりのこぎりでひくのがいやだというが、もっといやなもんだ。そんな下等な麦で、どんな粉ができるもんか。