“挽割麦”のいろいろな読み方と例文
旧字:挽割麥
読み方割合
ひきわりむぎ71.4%
ひきわり28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紙幣さつで十五ルーブリいただいて手離すことにしますよ! ただね、あんたさん、その御用達の話ですがね、裸麦はだかむぎの粉だの、蕎麦粉そばこだの、挽割麦ひきわりむぎだの
こんな風だから部落民が非常に粗末な食事しかとれないのが当然で、御飯は私が今食べさせられているような挽割麦ひきわりむぎであるが、実はその監獄飯かんごくめしよりもおとっていた。
……おお、よちよち、と言った工合に、この親馬鹿が、すぐにのろくなって、お飯粒まんまつぶの白いところを——贅沢ぜいたくな奴らで、うちのは挽割麦ひきわりぜるのだがよほど腹がすかないと麦の方へははしをつけぬ。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
挽割麦ひきわり三斤さんぎんぬゥすんで
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)