挽割麦ひきわりむぎ)” の例文
旧字:挽割麥
紙幣さつで十五ルーブリいただいて手離すことにしますよ! ただね、あんたさん、その御用達の話ですがね、裸麦はだかむぎの粉だの、蕎麦粉そばこだの、挽割麦ひきわりむぎだの
こんな風だから部落民が非常に粗末な食事しかとれないのが当然で、御飯は私が今食べさせられているような挽割麦ひきわりむぎであるが、実はその監獄飯かんごくめしよりもおとっていた。
此辺では、米を非常、挽割麦ひきわりむぎを常食にして、よく/\の家でなければ純稗さらひえの飯は食わぬ。下肥しもごえひきの弁当に稗の飯でも持って行けば、冷たい稗はザラ/\してのどを通らぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
かごにのって青天井あおてんじょうのすすはきしにお月さまより高くのぼるおばあさん、おくつの中に子供をどっさりいれてしまつにこまるおばあさん、挽割麦ひきわりむぎ三斤さんぎんぬすんでお菓子をこさえる王さまや
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
播磨はりまの一部では挽割麦ひきわりむぎ蚕豆そらまめとをまぜて、塩加減しおかげんをして飯にいたもの、備中びっちゅう吉備きび郡では麦と豆とをってまぜて煮た米のめし出雲いずもの松江附近では番茶ばんちゃ煮立にたててそのなかに飯を入れて煮たもの
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)