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挽割麦
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ひきわりむぎ
ふりがな文庫
“
挽割麦
(
ひきわりむぎ
)” の例文
旧字:
挽割麥
お
紙幣
(
さつ
)
で十五ルーブリいただいて手離すことにしますよ! ただね、あんたさん、その御用達の話ですがね、
裸麦
(
はだかむぎ
)
の粉だの、
蕎麦粉
(
そばこ
)
だの、
挽割麦
(
ひきわりむぎ
)
だの
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
こんな風だから部落民が非常に粗末な食事しかとれないのが当然で、御飯は私が今食べさせられているような
挽割麦
(
ひきわりむぎ
)
であるが、実はその
監獄飯
(
かんごくめし
)
よりも
劣
(
おと
)
っていた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
此辺では、米を非常、
挽割麦
(
ひきわりむぎ
)
を常食にして、よく/\の家でなければ
純稗
(
さらひえ
)
の飯は食わぬ。
下肥
(
しもごえ
)
ひきの弁当に稗の飯でも持って行けば、冷たい稗はザラ/\して
咽
(
のど
)
を通らぬ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
かごにのって
青天井
(
あおてんじょう
)
のすすはきしにお月さまより高くのぼるおばあさん、おくつの中に子供をどっさりいれてしまつにこまるおばあさん、
挽割麦
(
ひきわりむぎ
)
を
三斤
(
さんぎん
)
ぬすんでお菓子をこさえる王さまや
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
播磨
(
はりま
)
の一部では
挽割麦
(
ひきわりむぎ
)
と
蚕豆
(
そらまめ
)
とをまぜて、
塩加減
(
しおかげん
)
をして飯に
炊
(
た
)
いたもの、
備中
(
びっちゅう
)
の
吉備
(
きび
)
郡では麦と豆とを
炒
(
い
)
ってまぜて煮た米の
飯
(
めし
)
、
出雲
(
いずも
)
の松江附近では
番茶
(
ばんちゃ
)
を
煮立
(
にた
)
ててそのなかに飯を入れて煮たもの
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
挽
漢検準1級
部首:⼿
10画
割
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
麦
常用漢字
小2
部首:⿆
7画
“挽割”で始まる語句
挽割
挽割麥
挽割飯