“ひきわり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
挽割38.9%
碾割27.8%
引割11.1%
挽割麦11.1%
挽割麥5.6%
割麦5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……それも、水に浸して挽割ひきわりにし、ぬかと混ぜて練餌ねりえさにしてやるのでなければ、てんから受けつけんのでござります
キャラコさん:10 馬と老人 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
樅の中味やしたすかんぽで作り、味や栄養をつけるために碾割ひきわりを少しも混じていない、パンで生活したのである。
私は赤い牝牛が「引割ひきわり」という方法に掛けられるのを見た。それはのこぎりで腰骨を切開いて、骨と骨の間に横木を入れ、後部うしろの脚に綱を繋いで逆さに滑車でつるし上げるのだ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
挽割麦ひきわり三斤さんぎんぬゥすんで
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
おつぎは勘次かんじやうやくにしてもとめたわづかこめそつ前垂まへだれかくしてつてつた。こめには挽割麥ひきわりまじつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
くれえなくつちややうねえもの、此處ここ當座たうざにや病氣びやうきときでもからつき挽割麥ひきわりばかしのめしなんぞおんされて、隨分ずいぶんつれつたんだよ、こんでさうえこた
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
お布施のほか割麦ひきわりあるいあわひえなどを貰って、おやまのうちの物を食って居るから、実は何時いつまでも置いて貰いたいと思って居りますうちに疵も癒り、或日あるひ惠梅比丘尼は山之助と隣村まで参りまして
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)