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挽割
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ひきわり
ふりがな文庫
“
挽割
(
ひきわり
)” の例文
人の
住
(
すむ
)
あたりの雪は
自然
(
しぜん
)
にきゆるをまたずして
家毎
(
いへごと
)
に雪を
取捨
(
とりすつ
)
るに、あるひは雪を籠にいれてすつるもあり、あるひは
鋸
(
のこぎり
)
にて雪を
挽割
(
ひきわり
)
てすてもし
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
……それも、水に浸して
挽割
(
ひきわり
)
にし、
糠
(
ぬか
)
と混ぜて
練餌
(
ねりえさ
)
にしてやるのでなければ、てんから受けつけんのでござります
キャラコさん:10 馬と老人
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
第五 オートミルの粥 西洋には
我邦
(
わがくに
)
の粥に似た食物が沢山あります。先ずオートミルといって
燕麦
(
からすむぎ
)
を
挽割
(
ひきわり
)
にしたようなものが
鑵入
(
かんいり
)
と
袋入
(
ふくろいり
)
とになって食品屋に来ております。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
毎日托鉢をして歩いて此の村へまいり、慈悲ある人のお世話で此の地蔵堂へ入り、堂守を致し、麦や
挽割
(
ひきわり
)
を戴いて
漸々
(
よう/\
)
此処に斯うやって居り毎晩々々地蔵様に向い、若い時分の懺悔を致し
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
人の
住
(
すむ
)
あたりの雪は
自然
(
しぜん
)
にきゆるをまたずして
家毎
(
いへごと
)
に雪を
取捨
(
とりすつ
)
るに、あるひは雪を籠にいれてすつるもあり、あるひは
鋸
(
のこぎり
)
にて雪を
挽割
(
ひきわり
)
てすてもし
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
これは
亜米利加風
(
あめりかふう
)
の
朝食
(
あさめし
)
で、オートミルとは西洋の
燕麦
(
からすむぎ
)
の
挽割
(
ひきわり
)
にしたようなもの。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
或
(
あるい
)
は百姓家で
挽割
(
ひきわり
)
を
窃
(
ぬす
)
み、米其の
外
(
ほか
)
の食物を運んで隠れて居ります、さ、これでは成らぬと槍鉄砲を持って向った所が穴の中が
斯
(
こ
)
う成ってゝ鉄砲
丸
(
だま
)
が通らぬから、
何様
(
どん
)
な事をしてもいかぬ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
挽
漢検準1級
部首:⼿
10画
割
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
“挽割”で始まる語句
挽割麦
挽割麥
挽割飯