“家毎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いへごと60.0%
いえごと20.0%
やごと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに初雪しよせつのち十月のころまでにこの二条ふたすぢ小流こながれ雪のため降埋ふりうめられ、流水は雪の下にあり、ゆゑ家毎いへごとくむべきほどに雪を穿うがち水用すゐようを弁ず。
そしてその家毎いえごと団欒だんらんを思ってみたり、人生を考えたり、又自分にかえってみたりして、言葉かず少なく歩いた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
溝石で路をくぎって、二間ばかりの間の軒下の土間に下りた、蔵人は踏留まるがごとくにして、勇ましくと立ったが、秋風は静々と町の一方から家毎やごとひさしを渡って来て
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)