“二条”のいろいろな読み方と例文
旧字:二條
読み方割合
ふたすじ73.5%
ふたすぢ14.7%
にじょう11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はっと袖で囲ってお縫は屋根裏を仰ぐと、引窓がいていたので、すす真黒まっくろな壁へ二条ふたすじ引いた白い縄を、ぐいと手繰ると、かたり。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかるに初雪しよせつのち十月のころまでにこの二条ふたすぢ小流こながれ雪のため降埋ふりうめられ、流水は雪の下にあり、ゆゑ家毎いへごとくむべきほどに雪を穿うがち水用すゐようを弁ず。
これに目を留められたのが、二条にじょう天皇で、元々、女好きのみかどであったが、事もあろうに先帝の未亡人に想いを寄せ始めたのである。