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二条
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にじょう
ふりがな文庫
“
二条
(
にじょう
)” の例文
旧字:
二條
これに目を留められたのが、
二条
(
にじょう
)
天皇で、元々、女好きの
帝
(
みかど
)
であったが、事もあろうに先帝の未亡人に想いを寄せ始めたのである。
現代語訳 平家物語:01 第一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
二条
(
にじょう
)
から
半時
(
はんとき
)
ごとに花時を
空
(
あだ
)
にするなと仕立てる汽車が、今着いたばかりの好男子好女子をことごとく嵐山の花に向って吐き送る。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
二条
(
にじょう
)
の足跡が印されている、見取図に包まれているのが何であったろうか、意外にもそれが、写真乾板の破片だったのである。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
夜
(
よ
)
ふけの
二条
(
にじょう
)
の城の居間に直之の首を実検するのは
昼間
(
ひるま
)
よりも
反
(
かえ
)
ってものものしかった。家康は茶色の羽織を着、
下括
(
したくく
)
りの
袴
(
はかま
)
をつけたまま、式通りに直之の首を実検した。
古千屋
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
つまり、扉口から窓際に向っている
二条
(
にじょう
)
のうちの一つが、一番最後に
剰
(
あま
)
ってしまうのだよ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
▼ もっと見る
(家康は四月十七日以来、
二条
(
にじょう
)
の城にとどまっていた。それは将軍
秀忠
(
ひでただ
)
の江戸から
上洛
(
じょうらく
)
するのを待った
後
(
のち
)
、大阪の城をせめるためだった。)この使に立ったのは長晟の
家来
(
けらい
)
、
関宗兵衛
(
せきそうべえ
)
古千屋
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
浮かれ人を花に送る京の汽車は
嵯峨
(
さが
)
より
二条
(
にじょう
)
に引き返す。引き返さぬは山を貫いて
丹波
(
たんば
)
へ抜ける。二人は丹波行の切符を買って、
亀岡
(
かめおか
)
に降りた。
保津川
(
ほづがわ
)
の
急湍
(
きゅうたん
)
はこの駅より
下
(
くだ
)
る
掟
(
おきて
)
である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
条
常用漢字
小5
部首:⽊
7画
“二条”で始まる語句
二条殿
二条三条
二条良基
二条三門記