“保津川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほづがわ83.3%
ほづがは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北に保津川ほづがわの一水を隔てて、愛宕山あたごやまや龍ヶ嶽の諸峰をのぞみ、南は明神ヶ嶽、東は大枝山というふうに、山裾から山裾にかこまれている一盆地だ。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洛外らくがい嵯峨さがの大沢の池の月——水銹みさびにくもる月影は青かったが、もっと暗かった。嵐山の温泉に行った夜の、保津川ほづがわの舟に見たのは、青かったが、もっと白かった。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
保津川ほづがはの水に沿ふなる女松山めまつやま幹むらさきに東明しののめするも
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)