“佐保川”の読み方と例文
読み方割合
さほがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奈良朝になると、髪の毛をきたな佐保川さほがわ髑髏どくろに入れて、「まじもの」せる不逞ふていの者などあった。これは咒詛調伏じゅそちょうぶくで、厭魅えんみである、悪い意味のものだ。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
さてこのひさきは奈良の都の佐保川さほがわほとりなどに、川風に吹かれて生長していたようである。渡来した理由はやはり薬種に関係があったからであろう。