“佐世保”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
させぼ55.6%
させほ44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにかくまず航空母艦でサ、その次が海軍の佐世保させぼ航空隊と、兄さんの所属している陸軍の太刀洗たちあらい飛行連隊だ。
空襲下の日本 (新字新仮名) / 海野十三(著)
熊本高等学校に入学した年の冬の休みに長崎から佐世保させぼへかけての見学をした。熊本から百貫ひゃっかんまで歩いて夜船で長崎へ渡りそこで島原の方から来る友人四、五名と落ち合ったのである。
二つの正月 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
東南に面する仁田にた峠とはまさに正反対である。正面には千々岩ちぢわ灘が見える。国見の頂の彼方かなたに大村湾が見える。佐世保させほ軍港の無電局が鮮明に見える。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
流汗をふるいつつ華氏九十九度の香港ほんこんより申し上げそろ佐世保させほ抜錨ばつびょうまでは先便すでに申し上げ置きたる通りに有之これあり候。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)