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『二つの正月』
ふりがな文庫
『
二つの正月
(
ふたつのしょうがつ
)
』
九州の武雄温泉で迎えた明治三十年の正月と南欧のナポリで遭った明治四十三年の正月とこの二つの旅中の正月の記憶がどういう訳か私の頭の中で不思議な聯想の糸につながれて仕舞い込まれている。一方を思い出すと必ず他方がくっついて一緒に出て来るのである。 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文芸春秋」1930(昭和5)年2月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
距
(
はな
)
俯瞰
(
ふかん
)
対幅
(
ついふく
)
掌
(
てのひら
)
早岐
(
はいき
)
時津
(
ときつ
)
玲瓏
(
れいろう
)
百貫
(
ひゃっかん
)
紗
(
しゃ
)
草鞋
(
わらじ
)
蚊帳
(
かや
)
逆様
(
さかさま
)
遊廓
(
ゆうかく
)
雑煮
(
ぞうに
)
飾
(
かざ
)
驟雨
(
しゅうう
)