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抜錨
ふりがな文庫
“抜錨”の読み方と例文
旧字:
拔錨
読み方
割合
ばつびょう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばつびょう
(逆引き)
抜錨
(
ばつびょう
)
後二時間にして、船は魚津に着きぬ。こは富山県の良港にて、運輸の要地なれば、
観音丸
(
かんのんまる
)
は貨物を積まむために立寄りたるなり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
抜錨
(
ばつびょう
)
の時刻は一秒一秒に
逼
(
せま
)
っていた。物笑いの
的
(
まと
)
になっている、そう思うと葉子の心はいとしさから激しいいとわしさに変わって行った。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
流汗を
揮
(
ふる
)
いつつ華氏九十九度の
香港
(
ほんこん
)
より申し上げ
候
(
そろ
)
。
佐世保
(
させほ
)
抜錨
(
ばつびょう
)
までは先便すでに申し上げ置きたる通りに
有之
(
これあり
)
候。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
抜錨(ばつびょう)の例文をもっと
(8作品)
見る
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
錨
漢検準1級
部首:⾦
16画
“抜”で始まる語句
抜
抜刀
抜擢
抜身
抜足
抜萃
抜目
抜出
抜衣紋
抜手
“抜錨”のふりがなが多い著者
佐藤紅緑
丘丘十郎
牧逸馬
徳冨蘆花
有島武郎
海野十三
泉鏡花