“抜萃”のいろいろな読み方と例文
旧字:拔萃
読み方(ふりがな)割合
ばっすい80.0%
きりぬき5.0%
ぬきだ5.0%
ぬく5.0%
エピトミ5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“抜萃”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓12.5%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > ヨーロッパ4.3%
文学 > 英米文学 > 小説 物語1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
御自分で、いろいろの本から抜萃ばっすいされたのを仮綴にして配られなどされましたが、この方も間もなくおやめになりました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
わたくしは保さんの所在ありかを捜すことと、この抜萃ばっすいを作ることとを外崎さんに頼んで置いて、諸陵寮の応接所を出た。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
其頭にポカ/\と拳骨が飛ぶ、社長は卓子テイブルの下を這つて向うへ抜けて、抜萃きりぬきに使ふ鋏を逆手に握つて、真蒼な顔をして、「発狂したか?」と顫声で叫ぶ。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
勿論当時のサラセン嫌悪の風潮で、ゲルベルトをまるで妖術師扱いにしているのだが、とにかくその一節を抜萃ぬきだしてみよう。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
彼は夫れを実行した。如何に彼が豪放であり、如何に彼が派手好きであったか、古書から少しく抜萃ぬくことにしよう。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
紀元前五世紀のペリクレスのアテナイの文化の抜萃エピトミといわれるパルテノン、世界に二つとない美の結晶と謳われるパルテノン、簡素で逞ましいドリス様式と優雅ですっきりしたイオニア様式の融合した華麗の典型なるパルテノン、建築家イクティノスとカリクラテスと彫刻家プㇸイディアスの比類なき技術の三部合奏ともいうべきパルテノン。
パルテノン (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)