“きりぬき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
切抜62.5%
切貫12.5%
抜萃12.5%
拔萃12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで私も知らずにいたし、その報道の切抜きりぬきなども持っていない。恐らく極く小さく記事が載ったのではなかっただろうか。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
掛け宰領さいりやう二人づつあとより麻上下あさがみしもにて股立もゝだちとりたるさむらひ一人是は御長持おながもちあづかりの役なりつゞいて金御紋きんごもん先箱さきばこ二ツ黒羽織くろはおり徒士かち八人煤竹すゝたけ羅紗らしやふくろに白くあふひの御紋を切貫きりぬき打物うちもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其頭にポカ/\と拳骨が飛ぶ、社長は卓子テイブルの下を這つて向うへ抜けて、抜萃きりぬきに使ふ鋏を逆手に握つて、真蒼な顔をして、「発狂したか?」と顫声で叫ぶ。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
其頭にポカポカと拳骨が飛ぶ、社長は卓子テーブルの下を這つて向うへ拔けて拔萃きりぬきに使ふ鋏を逆手に握つて眞蒼な顏をして、「發狂したか?」と顫聲で叫ぶ。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)