“ぬく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヌク
語句割合
83.1%
11.5%
2.0%
1.4%
0.7%
微温0.7%
抜萃0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おう、まだみがある。このぶんなら大丈夫。……落ちる途中で気を失ったとみえて、いいあんばいにあまり水も飲んでいない」
顎十郎捕物帳:01 捨公方 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
猟犬どもの暴れもがく声ともりとでられた或る情慾が、だんだん体内にひろがって来た。で、彼は夫人の肩を軽く押えて
犬舎 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
阿難よ、お前は幼い時出家して今日まで有漏のさわりを竹の節をように順々に抜いて来た。そして僅に残って居る一節二節は、骨肉に対するやみ難き愛着の情であった。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
われらはまだまらぬ臥床を降りて、まどのなる小机にいむかひ、烟草らすほどに、さきの笛の音、また窓の外におこりて、ち断えたちまち続き、ひなのこころみに鳴く如し。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
左手にて押へ附れば庄兵衞はりてさに何をするぞとせもせず右手に懷劍もなく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
より早く自害すべき有樣なるにぞ忠八は押止め御花樣には如何なれば御生害を成れんとは仕給ふや兄君の御成行を御聞成れ御心にても亂れ給ひしかとばお花は涙をめ是程の大變を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
戸外に出ると、対岸の山頂が微かな光に染み、そこから夏の日特有の微温もったが押し拡がろうとしている。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
如何に彼が豪放であり、如何に彼が派手好きであったか、古書から少しく抜萃ことにしよう。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)