“烟草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たばこ80.0%
タバコ16.4%
たばこや1.8%
パイプ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現在うけ合ひしは我れに覚えあれど何のそれをいとふ事かは、大方お前が聞ちがへとたてきりて、烟草たばこ輪にふき私は知らぬと済しけり。
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼が火鉢ひばちそばすわって、烟草タバコを一本吹かしていると、間もなく夕飯ゆうめしぜんが彼の前に運ばれた。彼はすぐ細君に質問を掛けた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
新聞しんぶんながらあきなひするのとおもふてもたれど、はからぬひとゑんさだまりて、親々おや/\ことなればなん異存いぞんいれられやう、烟草たばこやろくさんにはとおもへどれはほんの子供こどもごゝろ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うです」と云ひながら、燐寸マツチつて、先刻さつき烟草パイプに火をけて、再びくちに啣へた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)