“録”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろく53.1%
しる43.8%
3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『玉勝間』の記事は石見の人の書信または談話をろくしたものらしいが、島の大きさは周五里、岸は皆懸崖けんがいなり、浜田より五里といえど遠しとある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
されど汝、たゞ消さんとてしるす者よ、汝が荒す葡萄園ぶだうばたけの爲に死にたるピエートロとパオロとは今も生くることを思へ 一三〇—一三二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「そよと吹く風の恋や、涙の恋や、嘆息ためいきの恋じゃありません。暴風雨あらしの恋、こよみにもっていない大暴雨おおあらしの恋。九寸五分の恋です」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)