“輯録”の読み方と例文
読み方割合
しゅうろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えば『万葉』にはその輯録しゅうろくの時から、数百年前の歌まで載せてある。『古事記』『書紀』には神代以来の尊い物語のいろいろが伝わっている。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この御製歌は天平勝宝五年五月はじめて輯録しゅうろくされたから、孝謙天皇の御代になって居り、従って万葉集には元正天皇を先太上天皇おおきすめらみことと記し奉っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かく考えて自分は、ほとんど未定稿のごとき状態のままで、これらの論文をここに輯録しゅうろくし世に問うのである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)