“烟草盆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たばこぼん87.5%
タバコぼん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着したる旅の侍士さふらひ一人入來り其方へ少々尋ね度仔細しさいありと申にぞ名主用右衞門は何事なるやと思ひ早速さつそく座敷へ通して茶烟草盆たばこぼん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お光はじいと舟に乗って加藤洲かとうすに行って、それから潮来に寄って、用を達して帰りかかって居ると、隣に人待顔ひとまちがおに立派な毛氈もうせん敷いて烟草盆たばこぼん茶盆まで揃えた舟があって
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
茶盆、烟草盆タバコぼん火鉢ひばち丼鉢どんぶりばち、眼にるものはいくらでもあったが、買えるのは滅多に出て来なかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼は世帯を持つときに、火鉢ひばち烟草盆タバコぼんを一所に買って歩いてもらった友達のうちへまた出掛けた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)