“タバコぼん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
烟草盆50.0%
煙草盆50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶盆、烟草盆タバコぼん火鉢ひばち丼鉢どんぶりばち、眼にるものはいくらでもあったが、買えるのは滅多に出て来なかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼は世帯を持つときに、火鉢ひばち烟草盆タバコぼんを一所に買って歩いてもらった友達のうちへまた出掛けた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
仕方なしに黙って二人の間に置かれた烟草盆タバコぼんを眺めていた。彼の頭のなかには、重たそうに毛繻子けじゅす洋傘こうもりをさして、異様の瞳を彼の上に据えたその老人の面影がありありと浮かんだ。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大門通り左側は角からずっと金物店ばかり、この辺を通ると店々にならんでいる番頭若者らが、よき女子の時は煙草盆タバコぼんのはいふきを二ツたたく。