“煙草盆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たばこぼん98.6%
タバコぼん1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、あかたすきで、色白な娘が運んだ、煎茶せんちゃ煙草盆たばこぼんを袖に控えて、さまでたしなむともない、その、伊達だてに持った煙草入を手にした時、——
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
平次は煙草盆たばこぼんを引寄せて落着き、一服煙草をつけました。お勝手の方ではコトコトと女房のお靜がお茶の仕度をしてゐる樣子です。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
大門通り左側は角からずっと金物店ばかり、この辺を通ると店々にならんでいる番頭若者らが、よき女子の時は煙草盆タバコぼんのはいふきを二ツたたく。