“徒士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かち94.6%
かちざむらい1.8%
かちざむらひ1.8%
かぢ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第二、上等士族を給人きゅうにんと称し、下等士族を徒士かちまたは小役人こやくにんといい、給人以上と徒士以下とは何等なんらの事情あるも縁組えんぐみしたることなし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
藩の徒士かちざむらいのひとりで、市内から早川の方へ寄った下河原にお住いで、一時、根府川ねぶかわ関所番を勤められたこともあったようであります。
ある時、松平大学頭だいがくのかみ徒士かちざむらひが病気にかゝつてびに来た。元孝は二つ返事で飛んで往つた。そして仔細らしい顔つきで、病人の腹を診てゐたが、一寸小首をかしげて
身元みもと長谷部某はせべなにがし出入でいりの徒士かぢの、たしか二番目ばんめむすめだったかとおぼえてります。