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徒士
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かちざむらひ
ふりがな文庫
“
徒士
(
かちざむらひ
)” の例文
ある時、松平
大学頭
(
だいがくのかみ
)
の
徒士
(
かちざむらひ
)
が病気に
罹
(
かゝ
)
つて
招
(
よ
)
びに来た。元孝は二つ返事で飛んで往つた。そして仔細らしい顔つきで、病人の腹を診てゐたが、一寸小首を
傾
(
かし
)
げて
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“徒士”の解説
徒士(かち)は、徒歩で戦う士分格を持つ武士を指す。騎乗身分ではない。江戸時代には主君に仕える下級武士に当たる。
戦場では主君の前駆をなし、平時は城内の護衛(徒士組)や中間管理職的な行政職(徒目付、勘定奉行の配下など)に従事した。
徒士は士分に含まれるので、士分格を持たない足軽とは峻別される。したがって近代軍制でいうと、下士官に相当し、兵ではない(なお騎乗身分の侍(馬廻組以上)は士官に相当する)。
徒士・足軽による徒歩戦闘を徒戦(かちいくさ)と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
士
常用漢字
小5
部首:⼠
3画
“徒士”で始まる語句
徒士町
徒士目付
徒士頭
徒士組
徒士供
徒士勢
徒士立