“徒士組”の読み方と例文
読み方割合
かちぐみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸から九里あまりほどある岩槻藩の大岡兵庫頭（おおおかひょうごのかみ）、二万三千石のお徒士組（かちぐみ）で、なかなかやかましい武士（さむらい）なのだけれど、発句（ほっく）をもてあそんだりして
巷説享保図絵 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)
はらすつもりだったんだろう、村松庄兵衛という徒士組（かちぐみ）の者だったが、酒にはあまり強くなかったんだな、うっぷんを
滝口 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)
「私は岡倉小太夫という徒士組（かちぐみ）の者です」とその若侍は云った、「——失礼かもしれませんが、矢堂を白洲へ呼び出すことはお考え違いじゃあないでしょうか」
改訂御定法 (新字新仮名) ／ 山本周五郎(著)