“徒士目付”の読み方と例文
読み方割合
かちめつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徒士目付かちめつけ三人、書役かきやく一人ひとり、歩兵斥候三人、おのおの一人ずつの小者を連れて集まって来ている。足軽あしがる小頭こがしら肝煎きもいりの率いる十九人の組もいる。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
明日あしたの空模様も、まず、晴と見ながら、表方へ来ると、ちょうど、徒士目付かちめつけ神崎かんざきろうも、供廻りの用意を終って、御用部屋の大きな火鉢のそばで一ぷくっていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時、御跡改おあとあらための徒士目付かちめつけの口からもれた言葉で、半蔵は尾州藩主が江戸から上って来た今度の旅の意味を知った。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)