“神崎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんざき92.3%
かうざき7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、ふと、木村重成しげなりと茶坊主の話を思い出した。それからまた神崎かんざき与五郎と馬子の話も思い出した。韓信かんしんまたくぐりさえ思い出した。
親友交歓 (新字新仮名) / 太宰治(著)
なんでも、神崎かんざきの遊女をひかせて、難波なにわ合邦がっぽうつじあたりに囲っており、そこから通っているのだと、長屋中ではいっていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同六年六月二十六日、十二分に準備したる良兼は上総下総の兵を発して、上総の地で下総へ斗入とにふしてゐる武射むさ郡の径路から下総の香取郡の神崎かうざきへ押出した。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)