“徒士頭”の読み方と例文
読み方割合
かちがしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊に、お縫とのあいだにも、子が生れ、彼自身も大人おとなの域へ近づいていった。宝永元年、徒士頭かちがしらにすすみ、同五年、目付役に累進るいしんした。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と——案のじょう、それまで供揃いもいかめしく、練りに練ってやって来た行列先のお徒士頭かちがしららしい一人が、早くも源七郎ぎみの釣り姿をみとめて
これだけの心得がなくて、本役をお受けできるか——勅使両山御霊屋へ御参詣、お目付お徒士頭かちがしらが出る。定例じゃぞ。十三日が、天奏衆御馳走のお能。高砂たかさごに、三番叟さんばそう。名人鷺太夫がつとめる。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)