“かちがしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
徒士頭80.0%
歩行頭20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これだけの心得がなくて、本役をお受けできるか——勅使両山御霊屋へ御参詣、お目付お徒士頭かちがしらが出る。定例じゃぞ。十三日が、天奏衆御馳走のお能。高砂たかさごに、三番叟さんばそう。名人鷺太夫がつとめる。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
とりの下刻に西丸目附徒士頭かちがしら十五番組水野采女うねめの指図で、西丸徒士目附永井亀次郎、久保田英次郎、西丸小人目附平岡唯八郎ただはちろう、井上又八、使之者志母谷つかいのものしもや金左衛門、伊丹いたみ長次郎、黒鍬之者くろくわのもの四人が出張した。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
春水は三百石の歩行頭かちがしらを以て終つたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)