“小頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こがしら88.9%
こあたま5.6%
サキ2.8%
ミクロケファレン2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
工業学校を出てからおよそ三年の間、この炭坑で正直一途に小頭こがしらの仕事を勤めて来たお蔭で、今では地の底の暗黒にスッカリ慣れ切って
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「ほお、上に判然と書いてあるんだね。俺は、頭の上が禿げて見えねえから、禿頭はげあたまかと思って。——大頭おおあたまなのに、小頭こあたまと言うのも……」
或る部落の五つの話 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
……大頭モト徑四分。小頭サキ三分。笞杖大頭三分。小頭二分。
「これがね、いわゆる小頭ミクロケファレンというやつだ。つまり、頭骨の発達がなく脳量がない。したがって、智能の度が低いという原人骨同様だ」
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)