“徒目付”の読み方と例文
読み方割合
かちめつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土佐藩の徒目付かちめつけ横山源兵衛の許へある日精悍な顔つきをしたわかい男が来た。取次の知らせによって横山が出ると、壮い男はこんなことを云った。
義人の姿 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
加番は各物頭ものがしら五人、徒目付かちめつけ六人、平士ひらざむらひ九人、かち六人、小頭こがしら七人、足軽あしがる二百二十四人をひきゐて入城する。其内に小筒こづゝ六十ちやう弓二十はりがある。又棒突足軽ぼうつきあしがるが三十五人ゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
本阿弥ほんあみだの、徒目付かちめつけだの、石出帯刀いわでたてわきだのという連中が来てズラリと並び、斬り手の朝右衛門は手代てがわり弟子らと共に麻裃あさがみしもでやって来て、土壇どだんの上や試しの方式にはなかなかの故実を踏んでやることを