“土壇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
テラッス38.5%
どだん30.8%
どたん23.1%
テラス7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こちらの土壇テラッスに向った大きな硝子扉ケースメントのそばには、気むずかしい顔をした学者らしい四人の青年が、途方に暮れたようすで椅子に掛けている。
西塔はすでに崩壊して、わずかに土壇どだんいしずえを残すのみであるが、東塔はよく千二百年の風雨に耐えて、白鳳の壮麗をいまに伝えている。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
「行灯殿が弓を射るそうな。はてどこへぶちこむやら」「土壇どたんを飛び越し馬場の方へでも、ぶっ飛ばすことでござりましょう」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「女王殿下、もう、お忘れですか? 私は、あの夜、サヴォイ・ホテルの土壇テラスでお目にかかった、志村竜太郎です。志村……」
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)