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土壇
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どだん
ふりがな文庫
“
土壇
(
どだん
)” の例文
西塔はすでに崩壊して、わずかに
土壇
(
どだん
)
と
礎
(
いしずえ
)
を残すのみであるが、東塔はよく千二百年の風雨に耐えて、白鳳の壮麗をいまに伝えている。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
辺りが白みかけると、山田浅右衛門と二、三名が来て、
形
(
かた
)
の如く、死骸を
土壇
(
どだん
)
にすえた。ゆうべの酔っぱらい浪人は、いつのまにか、消えていた。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それはそうであろう、伯耆の安綱ともいわれる刀で犬猫も斬れまいし、滅多に
土壇
(
どだん
)
や
巻藁
(
まきわら
)
をやっても物笑い、それこそ宝として飾って置くが無事だわい」
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
成敗は牢内仕置場で執行される死刑の最も重いもので、刑場には三角形の「
土壇
(
どだん
)
」を築く。
せいばい
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
本阿弥
(
ほんあみ
)
だの、
徒目付
(
かちめつけ
)
だの、
石出帯刀
(
いわでたてわき
)
だのという連中が来てズラリと並び、斬り手の朝右衛門は
手代
(
てがわ
)
り弟子らと共に
麻裃
(
あさがみしも
)
でやって来て、
土壇
(
どだん
)
の上や試しの方式にはなかなかの故実を踏んでやることを
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
壇
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
“土壇”で始まる語句
土壇場
土壇払