“巻藁”の読み方と例文
旧字:卷藁
読み方割合
まきわら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また庭の幾所に巻藁まきわらが両断されて転がっていることによって、この家に住む人が試し物をするのだということが想像できるのであります。
備前岡山三十五万石の領主池田光政みつまさは、文武の道にくわしい古今の名君であったが、武芸のなかでは特に弓が好きで、城中居間の側に巻藁まきわらを備え
備前名弓伝 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
徒らな松の吊縄、藁のかげ法師、植木の巻藁まきわらなどはよくよく考へてから、その位置を作らなければならぬ。
冬の庭 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)